2020年7月24日 更新

夏休みの宿題の定番!今年はどれにする?第66回青少年読書感想文全国コンクール「課題図書」【小学校中学年(3・4年生)編】

夏休みの宿題でお馴染みの読書感想文。もちろん2020年も作品を募集します!読書をして文章表現力を身に着けましょう。

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新型コロナウイルスの影響で休校が続き、6月から登校が再開した地域も多かったはず。例年と比べて、夏休みの日数が減る学校もあるかと思います。授業の進行度や理解度、今年の夏休みの宿題など、お子さんに関してママも気になる事がたくさんありますね。

そんな今年の夏も「青少年読書感想文全国コンクール」が、各学校を通して作品を募集します! 図書は主催者側の指定した「課題図書」と「自由図書」を選ぶ事が出来ます。今回は小学校中学年(3・4年生)の「課題図書」の作品をご紹介します。

作文の書き方にも慣れてきた学年のお子さんたち。「お家時間」の増えそうなこの夏は、普段は読まないジャンルや、文章量の多い本などにもチャレンジしてみてもいいかもしれませんね! どの本を読もうか迷っていたら、お子さんに「課題図書」をすすめてみませんか?

「青少年読書感想文全国コンクール公式サイト」から、「課題図書」を数ページですが見ることが出来ます!書店での購入や、図書館での利用前にぜひ、チェックして見て下さいね。
▼小学校低学年(1・2年生)の課題図書のご紹介はこちら

青いあいつがやってきた!?

青いあいつがやってきた!?|松井ラフ

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「よおっ!」とつぜんぼくの目の前にあらわれた、全身青いヘンなやつ。今日一日ぼくといっしょにすごす、だって!?な、な、なんで!?
君の願いごとはなんですか?星に何を願いますか?

結婚した頃からの両親の念願だったマイホームを手に入れ、小学校4年生のサトシは、6月の末にお引越しすることに。ところが、引っ越しの1カ月前にお父さんは単身赴任が決まり、ローンの返済の為に、お母さんも専業主婦から働きに行くことになります。

新しい学校も馴染めず、友達を作るきっかけも失い「ひとりでいるのが好きなやつ」のレッテルを貼られてしまうサトシ。両親のいない家、本来の姿を見せれない自分。夜空を見ながらため息をつくと、一筋の流れ星が……そして翌日の七夕の朝、カッパのような「青いあいつ」やって……。

カッパに振り回されつつも、励まされてサトシは笑顔と勇気を取り戻していきます。どんな事にも前向きにチャレンジしていけば、笑顔の周りにはきっと笑顔が溢れるはず!

ねこと王さま

ねこと王さま|ニック・シャラット

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町に引っ越してきてから、しだいに自分でいろいろなことができるようになる王さまと、王さま思いのねこの、心あたたまる物語。
イギリスのアリゲーターズ・マウス賞受賞作品。

12人の召使いたちと「ねこ」と一緒にお城に暮らしていた王さま。「うんのわるいできごと」のせいで、お城を出て引っ越すことになります。そばに残ってくれたのは友達の「ねこ」だけでした。

賢く優秀な「ねこ」に助けられ、またクロムウェルさん一家とのやりとりから、王さまの心が少しずつ変化していきます。

ほのぼのとした可愛らしい絵と、ユーモア溢れるセンスの作風や、舞台であるイギリスらしいものがたくさん出てくる魅力的な作品。さてさて、王さまはどうなっていくのでしょうか?

ポリぶくろ、1まい、すてた

ポリぶくろ、1まい、すてた|ミランダ・ポール

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笑いものにする人たちがいる中でも協力して、ゴミ問題に立ち向かう。アフリカのガンビア共和国にあるンジャウ村の実話である。
環境とリサイクルに取り組んだ実在の女性、アイサト・シーセイの物語の絵本。

便利ではあるけれど、環境への影響が懸念されている「ポリ袋」。今までは土に還るかごを使っていたアイサトでしたが、ポリ袋を初めて知った時は、キレイで便利な袋が素敵だと思い、また周りがそうするからポイ捨てもしていました。
ところが、自分が大人になった頃には、家畜がポリ袋を食べて、被害に遭ったり、捨てられたポリ袋は土に還るわけではない事を知ったアイサトは、少しづつゴミを減らすために活動を始めていきます。

日本でも今年7月からポリ袋が有料化されましたね!「プラスチックごみ問題」や「環境」について、お子さんが考えるいいきっかけになるとてもタイムリーな絵本です。
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レオママ レオママ

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