2020年1月17日 更新

自尊心を傷付けない。子どもの心に届く効果的な叱り方

真剣に向き合えば向き合うほど、「ああしなさい」「こうしなさい」とつい口うるさくなってしまいがち。感情に任せて怒りをぶつけない、効果的な叱り方について紐解いていきます。

より効果的に!怒らず叱るためのヒント

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1.大きな声を避け、諭すように叱る

大声で物事を説得させようとした場合、正しいことを言っていても、子どもにとっては「大きな声を出されている状況をなんとかしたい」という表面的な要素が勝ってしまいます。その結果、どうしても「何故叱られたのか」が残りにくかったようです。

「よくないことを伝えている」ということは、大きな声を出さなくても子どもに十分察知させられます。例えば声のトーンをいつもよりぐっと低くして叱るだけで、落ち着いた状況をキープししながらも「叱っている」ということを伝えられますね。
2.今起きたことのみを叱る

「お片付けの約束をしたのに片付けなかったのはいけないことだったよね」と、今の行動の中で叱りたい部分のみを伝えます。「何がどういう理由でいけなかったのか」を、子どもにとって分かりやすいようにできるだけ噛み砕いて具体的に話すと、より効果的でした。
3.解決策を出す手伝いをする

「ここがよくなかったね」と叱った後は、「これからどうしたらいいか自分で考えてごらん」と、一度じっくり考えさせます。

子どもなりの解決策に耳を傾けたうえで、「いいね、じゃあそうしてみよう」「もう少しこうするといいかも」など、より改善に繋がるような道筋をもう少し見せてあげることで、「間違えたことをしてしまったけれど、次頑張ってみよう」という気持ちに繋げやすいようです。

それでも理不尽に怒ってしまう・・・そんな時には。

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子育てをしていると、子どもの困った行動にしばしば悩みます。感情を出さずに・・・分かっていても、難しい。

もしも理不尽な怒り方をしてしまったと感じたら、「ごめんね」と謝るルールを作っています。子どもの傷付いた気持ちはすぐに立て直すのに越したことはなく、叱りたかったこちら側の気持ちもリセットしやすくなるためです。

「ママも小さい頃こんなことがあってさ・・・」など、自分の失敗談を持ち出すことも。

“叱り方のルール”なんてありませんが、子どものよい部分を引き出すための小さなヒントを、「叱る」といった行動から見つけられるかもしれません。
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この記事のライター

梅田ミズキ 梅田ミズキ

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