2019年8月28日 更新

妊娠中毒症(妊娠高血圧症候群)を改善するには『鯉料理』がオススメ♡

『鯉料理』は他にも、胎児の発達、産後の母乳を良く出したりなどイイこと尽くし!

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普段あまり馴染みのない「鯉」ですが一部の地域では古くからお祝いの席などで食べられてきたおめでたい魚です。
日本、中国、韓国では、魚の鯉は妊娠中に食べると、”胎児の発育や産後の母乳の出がよくなる”と昔から言い伝えられ、妊婦に適した食材の1つとして知られているそうです。

特に韓国では、家族らが妊婦を思いやって「鯉の煮汁」を妊婦に飲ませる風習もあり、家庭で調理するだけでなく鯉専門の飲食店も国内に数多くあるみたいです。

鯉ってどんな魚?栄養価の高い食材って本当?

中国では鯉は薬膳として1500年ほど前から食べられおり、中国の「名医別録」によると鯉はせき込んで苦しい状態や肝臓を治し口の渇き病(糖尿病など)の口渇を止め、水腫脚病(足に水が溜まって腫れている状態)や肝臓病を治し気を下す(気分を落ち着かせる)とされています。肝臓病やむくみ、そして滋養強壮にもよい鯉は中国では優れた薬用魚として古くから食べられていました。

日本でも「川魚の長」といわれ”めでたい魚”として祝儀の席では必ず出されてきました。端午の節句のこいのぼりもその一つです。タンパク質、ビタミンB1、D、E、カリウム、リン、鉄などが豊富に含まれていて栄養価的にも申し分のない魚です。また滋養にも良いとされ妊娠中や病後などの体力回復のためにも食べられてきました。

食べ方も豊富な”鯉料理”

きれいな水に放たれ泥抜きをした鯉は臭みもまったくなく白身魚のような食感と味わいのため調理法も豊富です。

◆鯉のみそ汁「鯉こく」
◆お刺身「鯉のあらい」
◆煮付け「鯉の甘煮」
◆塩焼き
◆揚げ物など

いろいろな調理法を楽しむことができます。

鯉と妊婦の関係

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産後の貧血を予防したり、母乳の出を良くする効能があるので授乳中の女性や妊婦さんにはおすすめの食材です。利尿効果も高く、妊娠中のむくみにも効果があります。

鯉の栄養の効能や効果

・亜鉛
新陳代謝や免疫力を強くしたり、味覚障害の改善の効能があります。酵素やホルモンの成分でもあります。

・鉄分
貧血や冷え性の予防・改善の効能がある栄養素です。不足すると全身が酸素不足となり、疲れやすいや抜け毛などの原因につながります。

・カリウム
取りすぎた塩分を排出する効能があり、高血圧を防ぐ効果があります。

・ビタミンA
皮膚や呼吸器系の粘膜を正常に保つ効能があります。免疫力を強くし、目にも良い栄養素です。

・ビタミンB1
糖質をエネルギーに変える栄養素で、粘膜や皮膚の健康を保つ効能があります。

・ビタミンB2
三大栄養素の代謝に関わっている栄養素です。肌、爪、粘膜、髪の毛の健康維持に効果があります。
 
・ビタミンB12
赤血球の色素のヘモグロビン合成を助ける働きがあるので貧血予防に効果的な栄養素です。

・ビタミンE
強い抗酸化力があり、美肌効果や血流を良くする効能があります。動脈硬化の予防や冷え性の改善、肌のハリがよくなるなどの効果があります。

・カルシウム
生理機能の調節をする栄養素で、不足すると腫瘍、肥満、糖尿病、骨粗鬆症のリスクを高めてしまいます。

まとめ

むくみ改善に特効的な小豆と組み合わせて料理を覚えておくと良いと母にも言われてました。たんぱく質、ビタミンB1・D・Eが豊富で、鯉は滋養食品なのです。妊娠中や病後などの体力が落ちた後の回復には、これ以上ない魚なのです。

是非食べて元気に毎日を過ごしていきましょう。くれぐれも食べすぎには注意してくださいね!バランスが大事ですよ。
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この記事のライター

MA-YA MA-YA

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