2019年8月29日 更新

災害時は支援の拠点に!様々な工夫が施された「防災公園」に行ってみよう☆

全国各地にある「防災公園」と呼ばれる公園をご存じですか?災害時には「避難場所」や「活動拠点」となる防災公園に施されている工夫や、東京臨海広域防災公園の防災体験学習施設「そなエリア東京」などについてご紹介します。

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3.11も近づき、東日本大震災を振り返る内容のTV番組も多く放送されています。
この時期、避難訓練が実施される幼稚園、保育園や学校も多いのではないかと思います。

今、全国各地に「防災公園」に呼ばれる公園が増えつつあるのをご存じですか?

災害時には「避難場所」や「活動拠点」となる防災公園の中には、普段は楽しく遊べる普通の公園でも、災害時には防災施設として利用できるよう整備されているところもあります。

防災公園の役割、施設、場所などについてご紹介します。

防災公園って何?

防災公園とは、地震や火災などの災害が発生したときに、住民の生命、財産を守るため、避難地、避難路等として機能する都市公園を言う。
 防災公園には、東京臨海広域防災公園(東京都江東区)のように広域防災拠点の機能を有するもの、広域避難場所の機能を有するもの、一次避難地(一時避難場所)の機能を有するもののほか、避難路(避難道路)、緩衝緑地(石油コンビナート地帯等と背後の一般市街地を遮断)の機能を持つもの、また、町内会など地域での身近な防災活動拠点となる小公園などを含めることもある。

 防災公園に求められる施設・設備はその機能・役割等によって異なるが、基本的には、広場・園路を有し、避難者や緊急車両のアクセスなどに対応できるスペースがあること。
 広域防災拠点の機能を有する場合は、消防救援、医療・救護、資材輸送等のためのヘリポートを有したり、被災後の仮設住宅を設置できるスペースを有することもある。
 備蓄倉庫のほか、耐震性貯水槽や非常用井戸、非常用トイレ、炊き出し用かまど(平時はベンチ)などを備えるところもある。
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今住んでいる市内にある防災公園の地図です。
災害時に、グラウンドはヘリポートとして活用されます。

その他、炊き出しに使用できるベンチや非常用便槽などがあちこちに配置されています。

どんな防災設備があるのか?

防災公園には、災害時に避難してきた人たちに役立つような設備が施されているところもあります。その設備の一部をご紹介します。
この他にも防火水槽や備蓄倉庫など、様々な設備が備えられていたりします。
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普段はベンチとして使用できますが、座るところをはずすとかまどとして使用できる「かまどベンチ」
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こちらも、座る部分を外すとかまどになる「かまどベンチ」です。
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給水や電気などがストップしても使用可能な「マンホールトイレ」。
(このタイプは蓋の中央が便器の形に開きます。)
災害時にはこのマンホールの周りに簡易テントを建てて使用するそうです。
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こちらの遊具は災害時にテントを張るための支柱の役割を果たします。

主な防災公園

東京臨海広域防災公園・そなエリア

東京江東区、りんかい線有明駅のすぐそばにある東京臨海広域防災公園は、唯一の国営の防災公園です。
バーベキュー広場や、防災体験学習施設「そなエリア東京」もあります。
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この記事のライター

むっく むっく

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