2019年8月22日 更新

ネット被害が多発!子どものスマホ利用について、ネットルールをつくろう

ネット犯罪を防ぐために、家庭内や友人間でのネットルールをつくることが大切です!

子どもが遭うネット犯罪の被害

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入学式や卒業式シーズンを迎え、子どもにスマートフォンなどを買い与える機会も多くなります。スマートフォンなどは便利な通信機器ではありますが、一方で、これらを利用した子どものネット被害が後を絶ちません。

子どもを犯罪被害から守るためには、フィルタリングを利用することも有効ですが、まずは家族や友人と話し合い、家庭内や友人間でのネットルールづくりから始めてみることが大切です。

子どものインターネットの利用内容

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出典:「平成22年度 子どもとメディアに関する意識調査」(平成23年3月;日本PTA全国協議会)
小学5年生におけるインターネットの利用内容は、ホームページ閲覧、ネットゲーム、サーチエンジンなどが多くなっていますが、中学2年生ではこれらに加え、電子メールの送受信、音楽配信、電子掲示板閲覧・投稿、ブログ・プロフの作成なども多くなっています。

SNSやプロフなどを利用して犯罪被害にあった子どもの数

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出典:「平成22年中の出会い系サイト等に起因する事犯の 検挙状況について」(平成23年2月;警察庁)
SNSやプロフ、ゲームサイトなどのコミュニティサイト(出会い系サイトを除く)を利用して犯罪被害にあった子どもの数が増加しています。一方、出会い系サイトを利用して犯罪被害にあった子どもの数は減少しています。
◼︎身体的被害 SNSやプロフなどを介した誘拐、性的暴行など

◼︎経済的被害 オークション詐欺、架空請求など

◼︎精神的被害 メールいじめ、誹謗中傷など
また、インターネットを介した犯罪の被害に遭う一方で、子どもたちが意識しないうちに犯罪者になる場合も。

掲示板へ犯罪を予告する内容を書き込んで逮捕された高校生や、人権侵害の書き込みを裏サイトに繰り返して補導された中学生、違法薬物をネットで購入したり、ウィニーなどのファイル交換ソフトに著作物を公開し著作権法違反に問われたりする事例など、実際に起こった事件は数多くあります。

そして、犯罪には至らないにしても、自殺やリストカット、薬物乱用、死体写真やポルノなど有害な情報がインターネット上には溢れています。

このようなネット犯罪を防ぐために、家庭内や友人間でのネットルールをつくることが大切になってくるのです。

ネットルールの一例

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◼︎利用時間や利用料金の上限を決める
◼︎リビングなど大人の目の届くところで使う
◼︎勉強中や食事中は利用しない
◼︎就寝するときはリビングに置く
◼︎学校に持っていくときは学校のルールに従う
◼︎他人を傷つけるような内容や友達の個人情報を書き込まない
◼︎ネットで知り合った人とは絶対に会わない
◼︎ルールが守れなかった場合は親に携帯電話を預ける

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